腐った肉と正体不明な魚、政権交代のための政権交代か

 肉と魚しかない。肉が腐りきっていることだけは分かっている。魚の状態は未知で、あまり良さそうにも見えない。さあ、あなたはどうするか?
 
 やっぱり、魚がバカ売れだった・・・

 自民党と民主党、どこが違うか良く分からない。もっとまじめにマニフェストを読め!といわれても、読む気にならない。読んでいないわけではないが、読んでも無駄と思った。

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 自民のマニフェストも、民主のマニフェストも、どちらも素晴らしい。マニフェスト通りに、いや、その大半でも実現してくれれば、私は、自民でも民主でも良い。選挙に行かなくても良い。けれど、マニフェストが実現されたこと、今まであったのか?う~ん、あれは自民党だったからダメなんだ。だから、政権交代に意義がある。民主党にいっぺんやらせてくれ、国民の期待に答えられると。信じますか?私はあまり信じない。なぜなら、マニフェストに書いてあるものは、素晴らしすぎて実現しそうもないからだ。マニフェストに書いてあるもの、二つや三つだけでも、これは必ず実現する、あとは悪いが自信がないと、そう言ってくれれば、逆に信用する。マニフェストの項目別に、「実現可能性予測」5段階でも分けて表示したら・・・が、政治家はそうにも行かない。あの票もこの票もほしい。すると、マニフェストが盛り合わせになってしまう。ロジックが感じられない。哲学が感じられない。政策に首を突っ込んで、有権者を喜ばせるようなことばっかり言って、国家戦略は見えない。

 アーリー・スモール・サクセス。早い段階で、小さくても良いから、何かしらの成功、実績を挙げる。新政権に絶対必要なのはこれだ。でないと、鳩山政権の支持率は、1年以内にどん底行きだろう。

 「圧勝」は、選挙の結果に過ぎない。問題は、これからだ。「圧勝」というスタート地点から進むプラス方向には、「大成功」しかないのだ。これは、民衆のロジック。少しでも頓挫すると、「失敗」になり、そして、「圧勝」が「惨敗」になる。

 といっても、民主党は、一つだけ、すでに約束を実現した。マニフェストの表紙に書いてあること――「政権交代」。この選挙は、「政権交代」のための「政権交代」にならなければ良いが・・・

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