日本人経営者の致命傷とは?

 日本人経営者の多くがマーケティングや市場の原理・法則を無視する。高確率で失敗する意思決定は、自分の独自論理(ほとんど希望的観測)で決行する。

 特に中小企業の経営者、意思決定は社長1人で行うのでブレーキはない。友人の経営者に好意で助言しても、だいたい聞く耳を持たず、自分の勘を信じる。結果が悪かった場合、外部要因のせいにして自己正当化する。

 成功事例もあるが、その多くは偶然性に依存している。戦後の日本の高度経済成長もまさに偶然的要素の集結に過ぎない。

 日本人は学ばないよりも、学び方を学ばない――「Why」を問う力がない。従って、戦略が作れない。これは大企業も共通している。

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