人権問題を問題にしている人たちの問題

 人権問題。

 なぜ、アメリカはウイグル人権問題を取り上げても、パレスチナ人権問題を避けるのか?イスラエルが仲間で多くの利益で結ばれているからだ。

 なぜ、同じイスラム教の国々は同胞のウイグル人権問題を棚上げにして触れようとしないのか?中国との取引で経済的利益が絡んでいるからだ。

 歴史を遡ってみれば、アメリカの南北戦争において、なぜ、北部は南部の奴隷制に反対をしていたのか?南部の黒人労働力が北部に拡がって、北部の自由白人労働者の立場が脅かされたからだ。

 世の中、人権問題は、利益の争い、交渉・取引するためのカードや材料にされている。そういう場面がほとんどだ。昔から今まで、変わっていない。人権はある種の「商材」「ビジネス」ないし「産業」になっている。

 世の中、本当に他人の人権のために、私財や人生を捧げている人はほんの一握り。大変失礼ながら、私は、人権問題よりも、人権問題を問題にしている人たちや利益集団のほうの問題に興味がある。

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