● B級が良い
4月29日、今日は定例の29日(肉の日)。吝嗇家の私が焼肉五郎に大食いにやってくる日。お酒も含めて全品、請求合計総額ベースの29%オフだから、安いというよりも、本当に申し訳ないと思う。

50代以降、B級かB+級の世界に突入してから、絶えずに顧客や知人友人、親戚を困らせてきた。招待され、ご馳走になる場合でも、高級寿司とか懐石とかとなると、ごめんなさい、焼肉や焼き鳥、居酒屋にしてもらえないかと求める。
倍の料金なら、倍の美味しさ、倍の幸せ。それを求めるのは、ナンセンス。例えば、高級寿司カウンターで職人との会話でひらめきを得たりすると、話は別だが、職人は技術を超えて芸術の域に到達することが必須。それを求めてはいけない。
期待しないから、サプライズがある。それがB級ならではの醍醐味。だから、B級が良いのだ。
● パラグアイ大統領選
4月30日に行われたパラグアイ大統領選では、台湾との国交関係維持派の与党ペニャ氏が勝利した。蔡英文にとって、bad newsかもしれない――。台湾断交派が当選して断交されたら、当たり前だが、逆に国交維持派に断交されたら、最悪だ。
一方、パラグアイにとっては、中国からより多くの餌をねだれるので、good newsだ。パラグアイと台湾の貿易額は、2.5億ドル。中国との貿易額は、19.79億ドル(2022年)。対中貿易の中身をみると、中国からの輸入額は18億9500万ドル、輸出額はわずか8400万ドル。
このギャップは何を意味するか。中国がパラグアイからほとんど買っていないことだ。買えばいい。買いだしたら、簡単に5~10憶ドルはいくだろう。これが中国のカード。「規模の経済」とはそういうことだ。経済的損得なら、台湾断交は時間の問題。
● 外交政策
世界各国の外交政策は、5つのグループに分かれる。
1. 親米反中=日本、韓国、台湾、英国等
2. 親米不反中=フランス、ニュージーランド、フィリピン等
3. 親米親中=シンガポール
4. 親中不反米=マレーシア、タイ、ASEAN等
5. 親中反米=イラン、北朝鮮、ロシア等
一番高度なのは3番。1と5は一か八かの賭けである。
● 愛や慈悲
「他者も身内と捉える、愛や慈悲となる日を再び引き寄せる」という仏教信者の方がいる。地球人口が20億人なら、可能だろう。ただ身内でも他人になりつつあるこの今の世界では、無理だ。さらに、独身者の比率がどんどん上がっていくと、身内すらいなくなる。これは、「諸行無常」という概念で解釈すべきだろう。
● 空港のラウンジ
まともな航空会社は、自社専用ラウンジを一般開放しない。入場待ちや満席になる日本の空港ラウンジは、他のサービス同様、何もかも大衆化・平準化する。だったら、セルフサービスでない上等なレストランに入って時間を潰した方がよほどラグジュアリーだ。
今の時代は、中産階級の誰もがラウンジにアクセスできるカードの1枚くらいは持っている。いや、上級クレジットカードそれ自体も大衆化、デフレが進んでいる。私は2000年にアジア第一陣(香港発行)のアメックス・センチュリオンカード(俗称「ブラックカード」)をもらったが、専属コンシェルジュが消えてカードデフレの異変に気づいた時点で、あのチタン金属のカードをキャンセルした。
意味がない。プラチナも要らないくらいだ。業者は常に中産階級の虚栄心をくすぐって稼いでいる。
● お金持ちのなり方
お金持ちになる方法は、2つ――。経営者か投資者になることだ。多くの人は、起業に踏み切れず、サラリーマンの地位を保持しながら、ちびちび投資している。これは、お小遣いが少し稼げても、99%、お金持ちにはなれない。原因は、経営者の思考回路を持って投資できないからだ。
「経営者→投資者」という順番を間違えてはいけないのだ。サラリーマン投資向けの金融商品の多くは、金融マンを養うための代物だ。
● 現役死
私は現役死するつもりだ。
「悠々自適な老後」を死語にすべきだ。「定年」や「年金」を廃止すべきだ。大学も半数潰すべきだ。年金受給者の投票権を剥奪すべきだ。人生は10代から働き出し、死ぬまで働け。
年金で優雅な生活をして悠々自適な老後を過ごす。これが許されるのは、20世紀の話だ。こんな世界になって、年金の満額受給を自慢してゴルフ三昧や世界一周旅行の写真をSNSにアップする老人は、現役者、特に若者の気持ちを考えてほしい。
● 世の中の商品
世の中の商品は、概ね2種類――。空間を埋めるものか時間を埋めるものか。昔は前者で空間いっぱい埋まったら終わり。しかし、タチが悪いのは時間を埋める今の商品。SNSもまさにこれ。人生の貴重な時間資源が食い潰されるのだ。
● リストラ案件
20-30年勤続者層のリストラ案件。善悪の判断を差し挟む余地がない。若年層に機会と可能性を残すべく、思い切って新陳代謝のスイッチをONにしよう。中間管理職層のガン化の予防に取り組まなかったことは、会社の反省点だ。




