労働者の祭典、メーデーはメーデーメーデー

 今日は5月1日、メーデー。国際労働者の日、労働者の祭典。労働者が権利を要求するために行進や集会などを行い、団結の威力を示す、そういう日である。

 労働者の権利を要求できるのは、労働者である。しかし、労働者にすらなれない人たちの権利はどうするのか?労働者の権利よりも、まず、労働の権利ではないか。AIに労働の権利をはく奪された元労働者は誰に権利を要求すればいいのか?

 世には、弱肉強食という概念がある。マルクスの時代は、労働者階級と資本家階級の対立が問題で単純明快だった。それが徐々に労働者同士の格差が問題となり、さらに今日においてはAIという怪物が生まれ、弱肉どころか、強肉でも食われるようになった。

 労働者の日、メーデーはメーデーメーデー(遭難信号)だ。

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