<雑論>「和」は尊くない / 最善と最悪 / 国土と人命 / 独裁とAIの関係 / 宝くじと貧乏人 / 利益相反 / 女性を口説く

● 「和」は尊くない

 この世に最も高価、プライスレスなものは、真実の情報。情報が溢れる時代であればあるほど、真実が稀有になり、絶滅危惧種になりつつある。真実の情報に接し得るのは、権力者上層部のほんの一握りの特権層だけだ。彼たちは自分たちに有利でかつ大衆に耳障りの良い偽情報を大量に垂れ流す。

 特権層以外の人は、特殊な技能を持って、偽情報を濾過し真実を抽出するしかない。私は日々この「逆フィルタリング」作業に取り組んでいる1人である。真実の多くは、大衆に耳の痛い「常識外れ」である。

 「和」は、尊くない。「和」は、すでに凡庸な悪になった。尊いのは、「真」である。「和」を断ち切れ!日本人には「棄和求真」が求められる。

● 最善と最悪

 最善←次善←次悪←最悪。

 ほとんどの日本人は、実現する見込みのない「最善」を目指している。本当の苦労を知らない、いわゆる「べき論」信者たちだ。「最善」からスタートして残されるのはステップダウン、引き算の苦痛だけだ。最善をか掲げての最悪よりも、最悪想定しての次悪や次善がよほどマシだ。
 
 まず「最悪」とは何かを見定め、それを避ける方法論から手をつけ、どうにか「次悪」に落ち着くようにする。何とか「次善」に辿り着けたら、成功とする。たまに「最善」にタッチできたら、それは大成功、神様に感謝感謝。足し算が幸福になる方法なのだ。残念ながら、「最悪」や「次悪」そして「次善」でさえ目を向けたくない理想主義者の日本人を待っているのは苦痛だけだ。

 私の投稿や記事のほとんどが、「最悪想定・次悪目指せ」の話であるから、「最善」論の人たちは違和感を抱くだろう。

● 国土と人命

 国土と人命、どっちが大切か。私は、人命だと思う。ウクライナは、元々どちらも保全できたのに、NATO米国追随でここまできたわけだ。この戦争は民主や独裁には何ら関係もない。この戦争で利益を得たのは、米国とゼレンスキーなどの特権層だけ。昨年3月から、ウクライナは即時降伏すべきだと私は主張してきた。

 台湾、日本や北東アジアに戦乱が起きれば、同じ原理だ。日本は、台湾戦争に巻き込まれないように、まずは日本国内米軍基地の不使用、中台内政問題の不干渉宣言をするべきだろう(無理だとは思うが)。

● 独裁とAIの関係

 イスラエルの歴史家ユヴァル・ハラリ氏は、「独裁国家は民主主義国家よりもAIに操作されにくい」と主張している(4月28日付けエコノミスト誌)。私は自分なりに考えてみた。いずれにも先入観によるものではないかと。

 独裁国家の民衆は表向きには言えないが、独裁を「悪」に捉え、AIも独裁側と一味ではないかと懐疑をもって、批判的にAIとの付き合いに臨むだろう。

 一方、民主主義国家の大衆は逆で、民主を前提的な「善」として、AIを科学技術の結晶として受け入れたところで、独裁国家よりも無防備といえる。

 最後に、AIに対して政治的影響を及ぼすことは可能かというと、技術的に可能と言わざるを得ない。これから、西側と東側のAIを同時に使ってみると、同じ問いに異なる回答が出る可能性は大きいだろう。

● 宝くじと貧乏人

 宝くじ当選者の約90%が7年以内に当選金を使い果たし、さらに50%が4年以内に破産を申し立てる。 そして当選者の自殺率は、アメリカ平均の3倍にもなる。宝くじ当選者のほとんどが貧乏人。貧乏人はいったん大金を手に入れても長続きしない、本物のお金持ちにはなれない。

 それは貧乏人はお金持ちの思考回路を持ち得ないからだ。しかも、その思考回路は家庭教育で遺伝する。貧乏人の子も貧乏人。貧乏人の共通点は、不遇の原因や責任を国や政治ないしお金持ちに転嫁することだ。思考回路を変えることは決して不可能ではない。その前提は、責任転嫁をやめ、自己責任を引き受けることだ。貧困から自力で這い上がる人たちはほぼ全員これに該当する。

 タレントやスポーツ選手が数十数百億円を稼いでも最終的に貧困層に転落するケースも同じ原理だ。

● 利益相反

 業者と顧客の間に、つねに利益相反がある。たとえば、不動産仲介も人材紹介も、成約の回数で稼ぐわけで、なるべく顧客が頻繁に買い替えや雇い替えをしたほうが売上増につながる。後日の不動産相場や人材のパフォーマンスはほとんど無関係。そこが問題なのだ。顧客としては自己防衛しなければならない。

 私の経営コンサル業も同じ、顧客企業に問題が頻繁に、たくさん発生すればするほど売り上げが上がる。この利益相反を克服すべく、私は「コンサル不要論」を提唱している。顧客企業の問題の病巣を取り除き、根治である。真のコンサルは、コンサル不要が極意。また医師も然り、「医師不要・病院不要」が極意だ。

● 女性を口説く

 男性が女性を口説くには、財力、知力、魔力という3つの力が必要。問題はこの3つの比例。男性が持っている3力の比例と女性が求める3力の比例がマッチするかどうかだ。それを割り出して調整をするのがマーケティングである。単に一方的に自分の強みをアピールするのは、セールスであって、マーケティングではない。たまにピッタリ需要と供給がマッチすればいいが、なかなかうまくいかないものだ。某失敗談を見ての雑感。

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