<雑論>歯の再生療法 / ウクライナの穀物 / 韓国語学習ブーム / 汚染水 / 在日や帰化人が悪い?

● 歯の再生療法

 新しい歯を生やすことができれば、虫歯も抜歯も怖くない。京都大学と福井大学は従来の入れ歯やインプラントに代わる、歯を生やす方法を発見した。研究結果はScience Advances誌に公表されている。早ければ2024年7月にも臨床試験段階に入る。友人の歯科医師N氏は次のように語る。

 もしこれが広く普及されれば、いよいよ歯科医師の存在意義は薄れ、口腔衛生と、矯正などを含めた顎口腔系の成長の管理・改善くらいしかやる事がなくなるのではないかと。

 N氏によれば、保存不可で歯牙を抜いた際の治療は、今までは可撤式義歯(取り外し入れ歯)・固定式義歯(ブリッジ)・インプラントの3種類だが、再生療法により第2の永久歯に生え変われるなら既存の治療の必要性はかなり低くなる。そうなると入れ歯やインプラントの歯を作る機器・機材は要らなくなり、これらに携わっているメーカーもほぼ消滅する(ただし、CTなどの診断機器や矯正や口腔衛生に必要な機器・機材のメーカーは残る)。

 大革命になりそうだ。患者には嬉しい話だが、歯科業界には衝撃が広がるだろう。AIや医学を含めて科学技術の発達は2つのインパクトを人類に与える――仕事が減ること、寿命が延びること。しかし、地球人口は増える一方だ。どうすればいいのか、繰り返してきたように、「少子化」の問題ではなく、「多老化」の問題だ

● ウクライナの穀物

 ウクライナ産の穀物をめぐっては、黒海経由で輸出する国際協定の期限延長にロシアが応じず、7月18日に協定は失効した。翌日の19日、南部の港湾都市オデーサでロシア軍のミサイル攻撃があり、貯蔵インフラが被害を受け、約6万トンの穀物が失われた。

 では、穀物を陸路で欧州へ輸出すればいいのではないかというと、ポーランドやルーマニアなどはウクライナの穀物の1粒も国境を超えることを許さない。はるかに安いウクライナの穀物によって自国の農家が大打撃を受けるからだ。正義の連帯と言っても、結局経済的利益がすべてを凌駕するわけだ。

 そこで中国の出番だ。たたき売りされるウクライナの穀物を特別経路で買い付けるのだ。価格は?もちろん二束三文。漁夫の利を得る中国を許したのはほかでなく、欧米諸国である。

● 韓国語学習ブーム

 ベトナムで韓国語の学習がブームになっている。韓国語学科のある大学や短大は60校近くで、学生数は約2万5000人に上る。語学センターなどの教育施設を含めれば、韓国語学習者は5万人を超えている。ベトナムでは、韓国企業が日本勢を凌駕し、存在感が拡大している背景がある。

 以前、ベトナムには日本語の学習ブームがあった。そこでいかにもベトナム人が「親日」であるかのように取り上げられていた。では、ベトナム人が「親韓」に転じたのか。外国語ブームは、キャリアや経済活動における利益に由来する部分が大きい。「親日」や「親韓」といった次元ではない。「親利」である。

 日本人だって、「嫌中」なのに、中国サプライチェーンからの利益だけは享受し、手放そうとしない。それも共通している。

● 汚染水

 日本が汚染水を海に流すこと。A氏いわく「中国も流している」。幼稚園児と同じ、先生に指摘されると、「他の子もやってるよ」と弁解。でも、「悪いことをした」だけは認めたわけだ。A氏の幼稚さを指摘すると、A氏が答える。「同じことを言う誰々偉い人が幼稚なら、私も幼稚でいい」。これは幼稚性の正当化。愚民があっての愚政。――福沢諭吉が本質を指摘する。

 さらに、私はA氏に引用した情報ソースの提示を求めると、A氏は「あなた自分で探してください」と答える。もし法廷弁論で原告が自分の主張を被告に証明しろと言ったらどうなる――?

 原告「あなたに貸したお金を返せ」
 被告「私があなたからお金を借りた証拠を出せ」
 原告「あなたは借用書を持っているんだから、それを出せ」

 それは自分が自分を馬鹿にしているようなもので、自分の主張や発言に最大の無責任だ。自分にさえ無責任な人は、他人や社会に責任をもてるのだろうか。今の日本はまさに、1億総無責任状態だ。

● 在日や帰化人が悪い?

 在日や帰化人に日本が乗っ取られたとすれば、純粋日本人が弱いことになる。そのまま日本を取り返せないなら、純粋日本人がもっと弱いことになる。本家が弱いなら、本家救済策が必要だ。マレーシアの場合、本家マレー系が弱いから、ブミプトラ政策が取られた。なら、日本はヤマトラ政策を取らなければならない。

 しかし、マレーシアはブミプトラを何十年やってもマレー系が弱いままだ。なぜだろうか。弱者には救済でなく、強化が必要だからだ。マレー系は強化できないようで、マハティールまで嘆いている。さて日本はどうだろうか?やってみる価値があろう。

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