ミャンマーバブルの中で考えること

 日曜日早朝8時45分上海発のタイ国際航空便でバンコクへ向かう。月曜日の一日はバンコクでミャンマービザを取得して、火曜夕方のエアアジア便でヤンゴン入りする。

 1月に2回目のミャンマー出張となる。事業を急ピッチで立ち上げるつもりだ。コンサルティング会社は早期進出、ノウハウ蓄積の有無で今後のブランドバリューに大きな影響が出るので、企業法務・人事・経営戦略系の日系コンサルとして、おそらく初のミャンマー進出となる。中長期的優位性を狙いたい。

 ときはミャンマーバブル全盛期だ。ミャンマーセミナーはどこも満席開催で勢いが凄い。思い起こせば2000年代初頭の中国と同じ状況だ。結果的に進出は必ず勝敗組が分かれる。問題は完全にブームとかバブルとかではないと思う。

 いまのミャンマーはバブルかと聞かれたら、私はバブルだと言う。バブルだから乗らないほうがいいかというと、もしこのバブルが10年から20年続くのなら乗りますか?

 あまり人や他社のことを気にせずに、冷静に客観的に状況を見つめて、自分自身に照らしてミャンマーの存在意義を考える。

 バブルというので、バブルそのもので金を稼ぐ業者もいるだろう。関係者から聞いた話だと、一部旅行会社がコンサルと結託してやたらミャンマービジネス視察ツアーを組んでツアー代を荒稼ぎしたり、また各種の業界団体やコンサル会社が通り一遍の蘊蓄を語る有料ミャンマーセミナーの開催に精を出していたり、バブルで稼いでいるそうだ。

 当社もミャンマーセミナーを初開催する。いつもの中国関連セミナーだと一人3万円から5万円を取るが、ミャンマーセミナーの参加費はわずか3000円で通常の10分の1の価格設定だ。それはノウハウの蓄積の差であって、もちろんその蓄積の積み上げによって今後はどんどん料金を引き上げるつもりだ。

 ミャンマー歴はまだ浅いが、それでも基本的にインターネットなどで無料で得られる情報は喋られない、自分が見て感じたこと、事実を分析して得た結論だけを語るつもりだ。2月8日の東京会場・ミャンマーセミナーを直前にして1週間のミャンマー出張が追加されたことで、きっとネタも少し増えることだろう。

 がんばります。