ベトナム出張、マリンド・エア搭乗総括雑感

 7月29日(月)早朝、クアラルンプール発のマリンド・エアOD571便で昼前にハノイ到着、1週間のベトナム出張。

 この1年のベトナム出張はベトナム航空やマレーシア航空から、マリンド・エアに切り替えたが、ほぼ満足だった。以前にも言ったように、この航空会社の位置付け、FSC(フルサービスキャリア)とLCC(ローコストキャリア)のほぼ真ん中というポジショニングがとても面白い。

 全体的にコストパフォーマンスは、認められるべきだと私は考える。ネットで口コミをみると、どうもLCCに対する日本人の全般的評価は厳しい。少なくとも、絶賛系はほぼ見られない。対応が粗末だとか欠航の保障がないとか、そんなことを言われたら、LCCはやっていられない。安かろう悪かろうと言ったらLCCにも失礼だが、そういうものだ。

 「安くて良い品質」に対する日本人消費者の追求は病的だ。そんなこと、ありえない。「安くて良い品質」がもしあるとすれば、きっと何かを犠牲にしている。もしやその会社の従業員が安い給料で過酷な仕事を強いられているかもしれない。日本人消費者の過剰な追求がある意味で、「ブラック企業」を生み出していかもしれない。

 良いものは高い。資本主義の常識だ。マリンド・エアの場合、その品質に見合った価格設定があって素晴らしいと思う。

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