古本9冊、クアラルンプール日本人会の売店でまとめて購入、1500円未満という安さ。同時に日本人会の図書館からも3冊借り、たくさんの本を車に積んで興奮して帰宅。
知らないうちに最近ネット検索の頻度が上がり、読書の量が減ったことに危機感を抱き始めた。ことあるたびに、キーワードを打ち込んで検索すれば瞬時に大量の情報に出合い、時には都合のよいように潜在意識に駆られたフィルタリングはなかったのだろうか、これを大変危惧している。
文脈の希薄や消滅である。
大量の情報は、その発生に付随する背景や文脈、ロジックが不明確なまま、符号のように点滅し、その符号を都合主義的に、功利主義的にピックアップし、それらに飛びつくことは結果的に浅薄な論理展開につながり、世俗化あるいはステレオタイプ的、イデオロギー的にさえなりかねない。
思考の「深み」を失いつつある、ネット情報化社会のガンである。
インターネットからの脱却を考えていないが、過剰な依存はやはり非常に危険だ。自戒しつつ、読書の量を増やしていきたいと思う。