トランプを嫌う学者が多いのは、学者の理論や知見で彼のことを解釈できないからだ。経済学で解釈できない。政治学で解釈できない。いよいよ哲学でも解釈できなくなると、残されるのは神学の出番だ。トランプは、神の世界だから……。
トランプは歴史における自分の位置付けをしっかり確認できていると思う。これは浅はかな「使命感」と違う次元の話だ。こうした神の域に達した政治家は他にいない。
神は2人の使者を世に送り込んだ。1人はトランプ、もう1つはコロナ。畏怖嫌厭というが、畏怖は必要だが、嫌厭の情念をもってはならない、と私は思う。