クアラリピスという小さな田舎町

<前回>

 クアラルンプールへの帰還途中に、クアラリピス(Kuala Lipis)という小さな田舎町に1泊する。何もみるところはないが、単に泊まるための「途中下車」に過ぎない。

 リピス・プラザ・ホテル(Lipis Plaza Hotel)、街一番立派なホテルは2つ星。1泊80リンギット(約2000円)。2つ星といっても十分に清潔で安全性もまったく問題ない。ただネットの無線接続はダウンロードが遅すぎて使い物にならない。仕事をやめろといっているようなものだ。

 早速、夕食の場所探し。フロントのマレー系お兄ちゃんに聞いたら、薦めてくれたのは「Shi Jia Lou(食家楼)」というB級中華。街一番美味しい中華だそうだ。冷えたビールも置いてあるときたら、グラブを呼んで行くしかない。しかし、グラブにいくらコールしても一向に応答がない。

 この街はグラブもタクシーも走っていないという珍しい街だ。困り果てたところ、フロントのお兄ちゃんが「俺の車で送ってやるよ」と持ちかけた。それは有難い。早速彼の車に乗せてもらう。3~4kmの距離でグラブ料金が5リンギットだから10リンギット札を降車時に握らせようとしたら、拒否。社交辞令かと思って何度も試みるが、受け取り拒否。

 「困った人を助けるのは、友達。友達はお金要りません。食事が終わったら、また電話ください。迎えに来ます」。思わず感動。田舎の人情が厚い。

<次回>

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