<KL>ケポンの「風月海鮮飯店」、激安激旨で大感激

 先日乗ったグラブの華人運転手に薦められた中華料理店へ。クアラルンプール・ケポン地域にある「風月海鮮飯店(Restoran Foong Yet)」。

 予約の電話を入れて、酒を持ち込んでもいいかと聞いたら、最初は渋っていたが、じゃ止めるといったら、すぐにOK。如何にもマレーシア的で微笑ましい。19時過ぎに到着すると、満席状態。予約を入れておいて良かった。

車海老バターソース焼き

 看板料理のマングローブ蟹を注文しようとしたら、売り切れ。「蟹、みんな予約してるよ。予約しないと、そんなもんないよ」、オバちゃんが明るい笑顔でゲラゲラ笑っている。おいおい、先の予約電話で教えてくれたっていいじゃないか。意地悪オバちゃん!仕方ない、蟹は次回にお預け。海老にしよう。クリーミーな車海老バターソース焼き。

ソトン(イカ)の塩卵天ぷら

 身も美味しいが、海老の頭がたっぷりとバター・クリームソースを含んで、絶品。このソースはご飯にかけて頬張りたい。でも、今ご飯を食べたら台無し。ひたすら我慢。そうそう、このソース、パスタにも合うし、パンにつけて食べても絶品だろう。ついつい妄想を膨らませる。

牡蠣入りのオムレツ

 いつもの大好物ソトン(イカ)の塩卵天ぷらを食べた後にやってくるのは、牡蠣入りのオムレツ。オムレツというよりも、シンプルな牡蠣と卵の炒め物。私の好みだ。やや小粒の牡蠣だが、食感が悪くない。これもご飯に合う。マレーシア中華の場合、料理がテーブルに上がった時点でご飯がサーブされる。どの料理もご飯に合うからだ。

 私は料理を何回か分けて注文し、酒をちびちび飲む方で、いつも不思議がられる。もちろんこの分割注文・ちびちび飲むスタイルが売上増につながるわけで、最終的に喜ばれることが多い。終盤に差し掛かると、主食と持ち帰り分の注文検討に入る。持ち帰りは鶏にして、主食は広東風かた焼きそばに落ち着く。

かた焼きそば

 勘定を締めてみると、おみやげの持ち帰り分を入れて1人あたり約1500円。考えられない安さ。普通のマレーシア人はそこまで料理を頼まずすぐにご飯を食べるので、1000円もかからないだろう。それだけマレーシアの食費が安いと、コロナ期間中でも客が殺到して店は潰れることがない。素晴らしいことだ。

 ご馳走様でした。

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