コロナは消えない。シンガポール政府は、「withコロナ」社会へのロードマップの構築に着手した。
● 家庭ごとに血中酸素計測器を常備。
● 重症患者を除き、基本的に在宅療養。
● ワクチンの定期接種。
● マスクと社交的距離の常態化。
● クラスター追跡の中止
● 感染者数でなく重症者数のみの発表
● どこでもいつでもPCR検査体制。
● ワクチンパスポートの二国間承認
● 国際旅行における(該当者)隔離措置の常態化
……など(6月24日付、ザ・ストレーツ・タイムズ)
非接触型・少接触型社会の未来像。人の移動・接触・集いをビジネスモデルとする産業・企業は、激しい淘汰に直面する。
繰り返してきたように、外食産業はその典型。私の予測では、3分の1以上は消える。だから、継続できない企業や店は、我慢してコロナ明けを待つよりも、損切りして1日も早く廃業することだ。航空会社やホテル、観光業も然り。
第三次産業から排出された人的資源は、第二次と第一次産業に流れ込む(産業シフト)。製造拠点の本国回帰は欠かせない。多くのサラリーマン・OLはネクタイを外して、ハイヒールを脱ぎ捨て、工場の製造ラインや建築現場、そして明るい農村に向かう。
地方創生が新たな局面を迎え、盛り上がる。一極集中問題も解決する。グローバリズムは少なくとも今の形態では続かないだろう。これもトランプがやり損ねたことを、コロナがやってくれる。
ニューノーマル、ニューワールド。素晴らしいではないか。(参照:『ワクチンが失敗した場合、withコロナ時代に備えて』)