日本が中国に勝てない理由

 私はいわゆる「中国好き」ではない。ただ戦略面から言えば、日本は中国に勝ち目がない。

 中国は戦略眼が若干あっても、決して戦略に長けているわけではない。中国の強みは、ヒューリスティックなところにあって、速やかな軌道修正から蓄積された正確さの積み上げは日本をはるかに凌駕している。

 保守右派がどんなに罵っても、日本は追い上げられない。制度的な弱みもあれば、敵意からきた学習への抵抗が致命的だ。己を知り、敵を知り、敵に学ぶ。その謙虚な姿勢をなくして日本は負ける。

 「一山不容二虎」。1つの山には2頭の虎を収容する余地なし。――中国の諺。アジアの場合、日中対等の存在はあり得ない。安定した日中友好は、上下関係(中国は日本の臣服を求めている)が定まったところで初めて生まれる

 今のところ、日本は敗色濃厚。日本は中国に負けているわけではない。日本自身に負けている。総括も自省もなく、ただひたすら中国を見下しても罵っても、勝ち目がない。

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