ゼレンスキー政権と西側は本当に「善」なのか?

 ウクライナが善で、ロシアは悪。果たしてすべてがそうなのか?

 ロシアの侵攻を受けているウクライナでは、軍人だけでなく、ゼレンスキー政権は民間人にも抵抗を呼びかけている。そんな中、「民間人が武器を使ってロシア兵を殺害しても罪に問わない」とする法案がウクライナで可決されていたとも報じられた。

 ならば、「ロシア兵によるウクライナ民間人の殺害」も合法になる。全民皆兵で民間人が戦闘員とみなされた時点で、ゼレンスキーは自国民を死の恐怖に陥れた。しかし、ゼレンスキーは一方、露軍による民間人殺傷を非難している。矛盾も甚だしい。

 ウクライナの病院や学校、住宅が露軍の爆撃を受けた映像を公開し、露軍の非道を非難する。しかし、全民皆兵にしたのはゼレンスキー政権ではないか。さらにウクライナの狙撃手が、民間施設に潜り込んで露軍を狙撃し、露軍は止むを得ず反撃する、という可能性もあろう。

 何事も「なぜ」を問う。露軍はウクライナの民間人を殺して何の得もしない。民間人が殺されてプロパガンダで得するのはウクライナにほかならない。

 ウクライナという国をみてみよう。同国の腐敗認識指数(Corruption Perceptions Index, CPI)は世界で122位、中国(66位)よりもはるかに悪い(2021年)。ゼレンスキー政権は、クリーンと言えるのか?戦争自体も様々な裏取引が絡んでいるのかもしれない。そもそもロシアはなぜ、経済制裁による大損害を覚悟しながら開戦に踏み切ったのか。その部分には西側メディアが決して触れようとしない。

 一方、経済制裁で戦争を終わらせ、抑止効果があったら、北朝鮮はとっくに滅びている。万年制裁、あんなジリ貧国家でも、来る日も来る日も元気にミサイルを発射しているのだから、ロシアは短期間に崩壊するはずがない。誰でもわかることだ。バイデン政権は長期戦をもって、ウクライナを犠牲にしてでもロシアを泥沼に引きずり込んで最終的に崩壊させることを企んでいないだろうか。

 最近、私は中国やロシアを批判せず、米欧西側を批判している。その理由を言おう。

 独裁国家が言論・情報統制、全体主義といった独裁的なことをやるのは当たり前だ。しかし、民主国家が民主や自由・多様性を標榜しながら、独裁的なことをやったら、欺瞞で、悪よりも悪になる。

 悪らしい悪よりも、善を装った悪がより悪質だ。

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