「ごめんなさい」で感動、動物が人間を変える

 金曜日、珍しく16時のアポまで、予定が入っていない。そこで、「有給」をもらって向かったのは、「2010年上海ペットフェア」(上海マート、3月14日まで開催中)。

34524_22010年上海ペットフェア場内風景

 私自身も、愛犬を飼っているので、興味があったのだが、上海のペット業界の現状を一目で見てみようと足を運んだ。

 びっくり。細々と小規模の展示会と思ったら大違い。広い会場に出展ブースがぎっしり。ペットフードや用具、アクセサリーから、ペット医療・疾病予防、美容まで、一通り揃っている。催し物としては、ペット美容コンテストや愛犬競走など盛りだくさん。

34524_32010年上海ペットフェア~ペット美容コンテスト

 来場者数も凄い。愛犬を連れ込んでいる人も多い。妙なことに気づいた。来場者が多いと、ぶつかったりする。

 「ごめんなさい。私は気が付きませんんで、大丈夫ですか」

 いつもと違う。街の中で人と肩がぶつかっても「どこ見て歩いてんだよ」が普通だが、ここ、ペットフェアの場内で3回も「身体接触事故」があったが、どの相手も笑顔ですぐに謝る。あまりの恐縮と感動で、私からは言葉も出ないのを見て、「大丈夫ですか」と相手から念を押される一幕も。

 動物を飼っていると、癒されるだけでなく、「愛」で心が和むと聞いたことがあるが、そうならば、この中国では、是非、ペット飼育キャンペーンを推進すべし。

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