至福のプレシアター、ほろ酔い気分のコンサート鑑賞

 土曜日の夜は、コンサート鑑賞。早々と、夕方17時に家を出、上海音楽庁(シャンハイ・コンサート・ホール)へ向かう。

 プレシアターを楽しむためだ。

50568_2上海音楽庁のコンサートナイト

 「プレシアター」とは、欧米の習慣で、コンサートや観劇前の早めのディナーやつまみ食い。ニューヨークやロンドンに行けば、劇場街周辺の中堅レストランやブラッスリーは大抵、お得なプレシアターメニューを供している。

 上海には、プレシアターメニューたるものは存在しない。それでも、我が流のプレシアターでいく。シャンパンやワインでほろ酔い気分になって、コンサート会場に臨みたい。アートを存分に楽しむには、活発なイマジネーションが欠かせない。ニューヨークやロンドンのコンサートホールや劇場は、バーを併設していることが多い。そこできりりと冷えたシャンパンをいただくわけだが、上海ではこんな洒落たものはない。

 出向いたのは、上海音楽庁の4階にあるフレンチ「漾楽会(Club Shanghai)」。

50568_3プレシアターを楽しむ、上海音楽庁にある「漾楽会」

 17時30分の営業開始と同時に入店。軽いスープ、サラダーと肉料理を注文し、そしてカリフォルニアの赤を一本いただく。

 19時、ほろ酔い気分でコンサートホールに入場。

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