アレルギー鼻炎新療法術後経過、「粘膜一本注射療法」

 読者の中でも、私と同じように長年、アレルギー鼻炎で悩まされる方がいるようで、「2011年04月16日 手術を受ける、アレルギー鼻炎新療法に挑戦」の術後経過を報告する。

 4月15日、アレジオ銀座クリニックで「粘膜一本注射療法」の手術を受ける。

 術後6時間、出血があり、止血用の綿球を何回も取り換える。血とさらさらとした鼻水が混在している状況。夜間は一応、枕もとにタオルを敷くが、血がつくことはなかった。当日は入浴不可、アルコール不可、運動不可、鼻をかむことも禁止。

 翌朝、術後15時間、量は減ったものの、出血はまだ完全に止まっていない。さらさらとした鼻水は次第に粘り気を増し、鼻づまりもひどくなる。気のせいか、微熱を感じる。

 昼前、再度病院へ行き、術後の検査を受ける。先生から、シュッシュッと、吸引器で鼻の奥からネバネバとした分泌液を除去してもらうと、一気に爽快感が広がる。問題がないとした先生は、ツムラの漢方(微熱治療用)を処方してくれ、あっという間に診療が終了。

 術後翌日の夕方、出血は完全止まり、綿球詰めが不要となる。ただ、風邪のように鼻のグズグズ感と鼻詰まりは改善しない。軽く鼻をかむと、一時的に少し調子が良くなるが、全体的抜本改善には至らない。

 術後3日目から4日目、鼻のグズグズ感は変化なし。鼻詰まりも相変わらず。点鼻薬は継続使用。飲み薬も。さらに、ネブライザーも自宅で1日1回使用(市販の吸入器で温かい水蒸気を吸入)。

 術後5日目、鼻をかむと、両側から一つずつ大きなかさぶたが出てきた。かさぶたというよりも、剥離した粘膜だ。その瞬間、冷たい、冷たい空気が一気に鼻の奥まで吸い込まれ、何ともいえない爽快感に包まれる。

 鼻が通った。全世界に知らせたくなる・・・

 以降、少量の鼻水は出るものの、基本的に鼻が通った状態が保たれている。いつも苦しまれていた鼻詰まりは劇的に改善されたといえる。

 金曜日、術後1週間経過、はじめてのシガーを楽しんだ。先のことはまだ分からないが、現状を見る限り、手術は成功している。著しく状況が改善された。

 本文は「粘膜一本注射療法」の推奨ではなく、あくまでも私自身の体験談である。皆さんは、医師の意見と各自の判断・意思決定に基づいて、治療の是非をご検討ください。

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