中国売春買春の話、「シャチョウ、マッサージ、マッサージ」

 「シャチョウ、マッサージ、マッサージ、カワイイ子、マッサージ安いよ」

 うっとうしい。毎晩のように、虹橋のホテルに戻る途中、必ず客引きに遭う。要は売春だ。客引きは男もいれば、売春婦と思われる女性自身がやっているときもある。

 「アンモー、アンモー、老板」。日本語に反応しないと、今度は中国語攻撃だ。

 売春も買春も中国では公式的に(法的に)禁止だが、事実上氾濫し、もはや一大産業になっている。しかも、税金のかからない産業なのだ。

 この一大産業は凄い。売春買春の取引自体だけでなく、ホテルや理髪、美容、マッサージ等周辺産業の売上も加味すると、いやいや、それがGDPにも立派に貢献していることだろう。

 その辺、いかにも清らかそうに見えても、下半身の需要が立派なマーケットであることを認めるシンガポールでも、ゲイランの政府公認赤線遊郭界隈(置屋街)が指定されるほど法的地位を得ているわけだ。

 外資撤退が続くなか、自由貿易区の新設もいいが、堂々と遊郭エリア指定でもしたらいかがだろう。税金をちゃんととって、性病検査も定期的に実施し、それこそ一大産業に指定すれば、吉原もパッポンもゲイランも顔負けだろう。

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