上海麺食べ比べ、麺と具材の微妙な相性とバランス

 上海出張1日目。無性に上海麺が食べたくて昼も夜も連ちゃんの麺食になった。

141110-1250-上海-虹橋賓館

 昼は雪菜肉絲麺。これはもう定番中の定番。簡単そうに見える一品だが、作り方は結構難しいのだ。高菜漬を使うので、その高菜の塩辛さで麺の味付けをしてはいけないのだ。あくまでもスープの出汁で勝負する。高菜漬はさっときれいに水洗いし、塩分をほどよく落として味の調整をしておかないといけない。その辺、調理人の丁寧さが見えてくる。今日のは悪くなかった。

 余談だが、中華風の雪菜(高菜漬)を漬物として白いお粥と一緒に食べるときは、そのままの塩味でよい。二日酔いには最高な一品である。

141110-1757-上海-五芳斎

 夕食もローカル系で麺を食べる。田うなぎと野菜炒めの上海風ラーメン。この系統では基本的に麺と料理の融合体である。上海料理の田うなぎはとてもおいしいが、油をたくさん使うので要注意。白いご飯と一緒に食べる場合、上記の雪菜(高菜漬)・お粥コンビと同じ原理で、ご飯が油を吸収、中和してくれるので基本的に問題ないが、麺との組み合わせは麺やスープの状態に左右される。今日のスープはこってり過ぎ、全体的にNG。

 欲張りして追加した蟹粉小籠はGood!

141110-1804-上海-五芳斎_01