アングロサクソン人の特徴、侵略、虐殺、文化抹殺と略奪

 アングロサクソン人の特徴といえば、この4つ――侵略、虐殺、文化抹殺と略奪。

 アングロサクソン人はもともと、ドイツ北部やスカンジナビア南部に住んでいた。5世紀に、彼らはグレートブリテン島に渡り、先住のケルト系ブリトン人を支配し、虐殺し、ケルト文化を駆逐した。これが英国における最初のアングロサクソン人であり、言語的に英語の起源でもあった。イングランドという名称も、アングロ人の土地という意味である。

 その後、メイフラワー号による米州大陸の開拓によって、土地の占領や資源の略奪だけでなく、先住民のインディアン人は1億人から500万人に激減させられた。先住民の虐殺は、米州大陸占領当時の野蛮時代にとどまらず、米国建国後まで続いた。500万人のインディアン人がさらに25万人にまで激減した。

 これで、英国、米国とカナダという3つのアングロサクソン国家が樹立した。これらの土地へやってきたのは、まだしも正常なアングロサクソン人だった。さらに恐ろしいことはその後に起きる。オーストラリア大陸やニュージーランドにやってきたのは、流刑に処されたアングロサクソン人の犯罪者軍団だった。彼らは本性を改めず、早速も先住民の虐殺に取り掛かった。

 英国、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドというアングロサクソン5か国(AUKUS諸国)の歴史は、この通りいずれも共通している。アングロサクソン人は、他人の土地を侵略し、他民族を虐殺し、他文化を抹殺し、自分が土地の新しい主人となったのである。アングルサクソン人の古巣英国まで、奪った土地ではないか。

 アングロサクソン人は今や、堂々と自由や人権、民主主義を声高に唱え、よくも恥を知らないものだ。彼らは自分のやってきたことを、他人もやるだろうと思い込んでいる。だから、中国の台頭を恐れ、中国は他国を侵略すると吹聴している。

 中国人は、炎黄の子孫と言われ、炎(揚子江流域)と黄(黄河流域)に出自をもち、4000年が経過しても、なお同じ地域に住み着いているのではないか。本土以外で作られた唯一の華人国家シンガポールは、マレーシアに追い出されて1965年に分離独立した国家だった。そして、中華人民共和国成立後に発動されたほぼ唯一の戦争、ベトナム国境戦争は、ベトナムの国土を占領せず、撤退したのである。

 アングロサクソン人の本来の姿を知れば、彼らが今っていることの本質も理解できるだろう。

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