日本人の政治観、無関心でも暮らしに政治が溢れている

 「最近の日本はものすごく政治的になっている」――。日本から帰ってきた某友人がこういう。時期も時期でちょうど安保関連のデモなどが頻発していたタイミングだったので、余計そう感じたのかもしれない。

 政治に無関心という日本人が多いというが、私はそう思わない。人間は生まれつきの「政治的な動物」である。個体で生存することが不可能で、かならず集団で社会的活動を行うわけでそこで政治が生まれる。無関心といっても、知らずに関わっている。政治は何も政治家の特権ではない。

 私は十数年くらい前までも、自称「政治に無関心」たる者であった。だが、経営特に人事関係のコンサルティングをやっていると、どうしても組織というものを扱わなければならない。組織のなかを覗いてみると、それはドロドロの政治であることが分かった。そして、私は政治を勉強しはじめた。

 大きいところ国際政治から、企業や組織内政治まで多岐にわたり政治が人間社会で営まれているのである。政治は経済にも法律にも影響しているし、政治抜きには現代社会が存在しえない。そこで、日本人が政治に興味をもちはじめ、動き出したことは大変よいことだと思う。

 といっても、フェイスブックでは政治ネタの「いいね」は、グルメ投稿の数分の一しかもらえない。その辺は人によって自分の立場や観点の表明で対立を作ってしまうのではないかと、そうしたリスクをなるべく取りたくない、という「政治的」な動機付けが絡んでいるのかもしれない。

 政治、大好きな学問である。経営コンサルタントには欠かせない学問でもある。

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