床に落ちた食器で飯を食え、視点を変えての思考回路

 上海某5つ星ホテル(とりあえず名前は伏せておこう)。部屋にルームサービスの食事を運んできた服務員が食器を床に落とす。そこで信じられない一幕が――。食器を拾い上げてそのまま食事の横にポンと置く。一瞬自分の目を疑った

 これは5つ星ホテルだろうと3星だろうと星なしだろうと、関係ない。飲食業として衛生免許の保有にさえ危機的な問題ではないだろうか。客の目の前で起った出来事で、客の目が届かない厨房やサービスラインはどうなっているのか、それを考えると鳥肌が立つ。

 ゴミを食べさせられ、当たらないこともあろう。それはただの幸運だ。日々、神様にただひたすら祈るのみである。

 一つ気になることがある。その服務員は自宅でも床に落とした食器を拾い上げてそのまま口に入れるかである。もしそれがイエスなら、彼のこと幾分許せる気分になれるのだろうか。視点を変え、寛大であれと自分に言い聞かせている今このごろである。

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