アラブの旅(9)~ブルジュ・アル・アラブでの朝食は如何?

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 1月4日(水)、ドバイ視察。ドバイには、たくさんの観光客が来ている。名物の7つ星ホテル、ブルジュ・アル・アラブは一般客の入場を禁止し、宿泊とレストランの利用を前提に入場を許可するというやりかたを取っている。それは人間の心理をうまく読んでいる。

背後はあの7つ星ホテルのブルジュ・アル・アラブ(ジュメイラ・パブリック・ビーチから撮影)

 視察コストとしてレストランを予約しようかとも思ったが、値段を見てやめることにした。朝食1万円、昼食2万円、夕食3万円という平均相場は、視察コストにしても高すぎる。せっかく来たので、記念写真でも撮っておこうと、ジュメイラ・パブリック・ビーチとショッピングモールのスーク・マディナ・ジュメイラの2箇所から、記念写真の撮影ができた。

ブルジュ・アル・アラブ(スーク・マディナ・ジュメイラから撮影)

 日本のツアーを見ると、ブルジュ・アル・アラブで朝食を取るものがたくさん出回っている。一番安い朝食だけでもホテルに入場できる。それが目的だ。ストーリーこそ異なるものの、発想としては「ティファニーで朝食」的な成分はなかっただろうか。

 「ドバイ旅行は、とにかく金を使わないと楽しくない」と、日本のガイドブックが煽っている。ガイドブックの出版社が直接に利益を得ているとは思えないが、裏を返せば、ある意味でドバイのイメージ作戦が成功した証である。

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