組織の両面性、母胎包容的な優しさとアンチ卒乳の陰湿さ

 日本人は創造性に乏しいか?

 いいえ、そう思わない。絶対に違う。日本人は十分な創造性をもっている。ただ、創造性が殺されている。それだけの話だ。

 日本人の創造性は、組織に殺されているのだ。

 幼少年期は学校という組織に創造性が殺され、社会に出れば、また企業という組織に創造性が殺され続けている。そして何よりも日本社会という大きな組織は創造性殺しの元になっている。

 日本の組織は、母胎包容的な優しさに満ちているものの、乳離れさせない私利的、陰湿なる、いわゆるアンチ卒乳的な一面も持ち合わせている。

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