慶應義塾大学で学会出席、3 階建®人事制度の報告を行う

 6月29日(土)から2日間、慶應義塾大学で日本労務学会第49回全国大会に出席。

 私は、「労働市場改革・多様な働き方に対応する制度構造改革~3 階建®人事制度」と題した報告を行った。中国で考案し、構築したこの人事制度について、数年前、某在中日系企業の幹部から「これ、日本に逆上陸すればいい。日本本社にも是非この制度が必要だ」と言われたとき、冗談半分の気持ちで受け止めたが、昨今終身雇用制度の崩壊とともに、いよいよ現実味を帯びてきた。

 今回の報告には、コメンテーターの佐野嘉秀先生(法政大学教授・社会学博士(東京大学))はなんと、6枚ものパワーポイントを事前に用意し、総括と質問をしてくれた。その丁寧さには感動的だった。時間の制限で概要的な回答しかできなかったが、事後に詳細回答する約束をした。

 学問とは専門家の間でメンツや「和」などの要素を一切排除しての議論を第一義的な前提とする。これからの学会ではさらに厳しい「ツッコミ」を期待している。

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