台湾メディア、日本を小馬鹿にする番組増加中

 屈指の親日国、日本の弟分ともされる台湾はコロナ問題をめぐって、最近、日本を小馬鹿にするメディア番組が増えてきた。

 「医療崩壊、日本の疫病猛烈延焼、国民が在宅で死を待つ」「大阪死亡率がインドを上回る、老人全員ワクチン接種完了まで25年?」…。衝撃的な見出し。

 「みんな知っての通り、日本人は、世界でいちばん清潔好きでルールを厳守する民族。あれれ~、なんで、こんな酷い状態になったんでしょうかね」「それでもオリンピックをやるんですって、正気か?」

 そこ、司会や評論家の嘲笑気味のその口調。台湾人の日本を尊敬する感情が、今回のコロナが始まって直後(昨年4月あたり)から少しずつ変わってきた。

 最初は心配だった様子がだんだん、このように嘲笑の口調に変わった。それはよく理解できる。尊敬していた人が実は馬鹿だったとわかった時、誰もが落胆し、徐々に嘲笑したくなるものだ。

 親中の左翼メディアがやっているかと思いきや、そうではない。保守系メディアが堂々とやっている。日本でこんなのをやったら、きっと「マスコミの煽り」と頭ガチガチの保守派に指弾されるだろう。

 コロナって、左右ではなく、生死の問題だ。それだけ単純な問題もわからないなら、馬鹿にされても文句を言えない。当然だ。私も保守だけれど……。

<写真:YouTube>

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