私(家族)のマレーシア居住ビザMM2Hは、5稼働日という驚異的なスピードで、10年間の更新を許可された。
周知のとおり、マレーシア政府は今年8月にMM2Hビザ新規申請者・既存保有者の資産・所得要件を大幅に引き上げた。後、既存保有者に対してのみ一部条件緩和を発表した(参考:10月6日付け記事『マレーシア移住ビザMM2H運用、既存保有者に厳格条件免除へ』)。その発表によると、既存MM2H保有者は、次の2条件を満たせば、ビザ更新が可能。
① マレーシア在住日数が年間合計90日以上であること。
② ビザ更新手数料は、1年間90リンギットから同500リンギットへ引き上げられる。
さらに後日に、上記①②に加え、③既存保有者の更新期間は10年でなく、5年に短縮され、しかも④更新時に所得証明書の提出が求められるという追加条件が付されたという情報もあった。いずれも政府行政機関の内示案のようなものだった。
11月下旬頃、Step1 Malaysia社の中村直輝社長から独自の情報が伝えられた――。「上記①②③④の要件はいずれも政府内部で承認待ち状態にあって、現時点では確定しておらず、MM2H更新手続に関してはこれといった変更がなく、従来通りに行われている」
要するに今のうちに申請したほうがいいということだ。オミクロン株の拡散に伴うロックダウンのリスクもあって、とにかく手続類を早く済ませようと、12月初旬にクアラルンプールの日本大使館でパスポートの更新を行い、もともと来年3月に予定されていたMM2Hの更新手続を、3か月繰り上げた。
結論からいうと、それが大正解。私の更新は上記①②③④のいずれの条件も適用しておらず、すべて従来通りの状態だった。安い更新手数料でしかも10年ビザをゲットした。
中村社長の迅速かつ適切な助言には、感謝、感謝、また感謝。