昨日は、ロシアンナイト。プーチンTシャツに、ロシア・オリヴィエ・サラダ、メイン料理はキエフカツ。合わせて酒はフィンランド産ウォッカ。BGMはチャイコフスキー5番。マレーシアはロシアの「非友好国」ではないので、ロシア制裁絡みの影響はあまりない。
経済制裁に対する耐性について、私なりに国別のランク付けしてみたい。
基本的にエネルギー、食糧、武器、金融という4要素(部門)で評価するなら、アメリカは4部門ともに優れていてダントツ1位といえる。2位は、カナダ、オーストラリア。武器に関してやや劣るが、他の3部門ともに良好。
続いて3位はロシア。金融だけが弱み。西側系統のSWIFTから排除されたところ、今はエネルギーと食糧をカードにして金融部門で奮闘している。特に中国の人民元との関係づくりによって挽回できれば、場合によっては2位の強さを手に入れられるかもしれない。
ロシアに続いて4位は中国ではないかと。ロシアと正反対に中国はエネルギーと食糧部門が弱い。だからこそロシアとの補完で中露連携が重要になる(あくまでも利用し合う)。さらに中国は西側のサプライチェーンを握っているという強みももっている。故に、現状では、中露に対して同時に制裁を加えることは、不可能に近い。
トランプが取った戦略は「中露分断」「連露抗中」。これに対してバイデンは「先露後中」「各個撃破」。前者が王道の正攻法だが、後者はギャンブルといっていい。当たれば大きい。失敗した場合、アメリカ自体は上述の通り耐性抜群で困らないが、欧州や日本といった追随者は最悪の境地に陥る。
だから、バイデンは日欧に大きなリスクを負わせ、他者を犠牲にしながら、賭けに出るわけだ。仮にこの賭けに勝ったとしても、日欧はすでにボロボロ。そこでアメリカだけは独り勝ちして世界の絶対的独裁者になる。
では、バイデンが賭けに負けたとき、どうなるか。西側と東側の新冷戦が本格化する。その際に、戦いの最前線に突き出されるのは、日本と台湾にほかならない。台湾が中国に取られるのはもちろんのこと、日本は北海道がロシアに取られ、沖縄ないし九州まで中国に取られてもおかしくない。つまり第一列島線も第二列島線も崩れ、ハワイ西側の第三列島線が東西新冷戦の前線になる。
そうなれば、日本は二回目の敗戦を迎え、今度の親分は中国に変わる。補足するが、エネルギー、食糧、武器、金融の4部門では、日本はどれ1つも優位性をもたない弱小国家である。唯一の道は核保有の中立地位を確立することだ。でも、無理だろう。
そんなところで、未だにウクライナ支援、ロシア非難という正義感満載の日本人。宿命としか言いようがない。民主主義だから、大多数が決めることだ。仕方がない。
立花さん、おはようございます。ワンちゃん、元気そうですね。完治したかな。
ありがとうございます。お蔭様で完治です。ただ高齢ですので、用心しなければなりません。