マラッカ(6)~SALUDその1、タパスという食べ物

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 「もどき系」のポルトガル料理がたくさんあるマラッカには、唯一のスペイン料理店「SALUD Tapas」がある。同じイベリア半島国同士の料理だから、興味が湧く。早速足を運ぶことにした。

マラッカのスペイン料理店「SALUD Tapas」

 まず、結論から言おう。こちらは「もどき系」(もう一度念を押す、もどき系はもどき系で素晴らしい)でなく、紛れもなく本物スペイン料理だ。

 タパスとは「軽食」「おつまみ」「小皿料理」のことだ。「タパ」が蓋で、汚されないように蓋しておくことで、複数形の「タパス」と呼ぶようになったとされている。

 とは言っても、すべてが作り置きおかずというわけではない。タパスは素材系(乾き物)、冷菜、温菜の3種類に大きく分けられる。素材系としては生ハムやチーズ、オリーブなどが挙げられる。
 

 それに続きマリネ系の冷菜タパス、そしてアヒージョや魚介のフリットなどの温菜タパスがある。アヒージョは、オリーブオイルとニンニクで食材を煮込む料理。カスエラで熱したオリーブオイルごとにサーブされる。

 昔スペイン旅行の時は、夕方になると、その街のバルに駆け込み、ワインを飲みながらタパスをつまむ。ただ、タパスを食べすぎると本番の夕食が食べられなくなるので、節度が大事だ。幸いにもスペインの夕食は遅い。

 スペイン人はとにかくよく食べるし、よく飲む。働かないから経済が悪いのか、経済が悪いから働かないのか、よくわからない。いや、そもそも、人生は生きるために食べるのか、それとも食べるために生きるのかすらわからない。

 わからなくても楽しければいい。人生は所詮そういうものだ。

<次回>

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