ドイツにも選挙不正が氾濫か、米欧民主主義は終わっている

 先日、プーケットのリゾートでの出来事。プールサイドでビール飲み友になった西洋人は、駐中東某国のドイツ大使館の外交官。互いに国際情勢に興味があって談義を始めた。話題はロシアの天然ガスパイプラインから欧州左翼、大学の論文剽窃までと広がった。一番びっくりしたのドイツの選挙不正。

 そのドイツ人外交官の親族がドイツ某大都市の選挙委員会で仕事をしているから、様々な内情が暴かれたわけだ――。

 特定有権者層の集まる居住区では投票所が早く閉じられたり、投票用紙の「品切れ」(元々全有権者分でなく、平均投票率に若干上乗せした人数分しか用紙を印刷しないという)で投票ができなかったり、意図的に票の無効化(正規投票された候補者以外の候補者に×を入れるだけで無効票になる)をしたり、なんでもありと。

 「ドイツですよ。ドイツでもこんなことが平気で日常的に起こってるんですよ。ヨーロッパは今どうなってるか、想像してみてください。まともにやっていたら馬鹿馬鹿しい。やってられない」。何杯もビールを飲んだ彼は顔を赤くしてトーンを上げた。

 先般の米国大統領選挙だけではない。信じられないことが米欧民主主義国家で起きている。15分程の会話、彼の言葉に「Cheating 」という言葉が30回以上も出ていた。私が繰り返してきたように、民主主義はもうほぼ終わっている。人権やら自由やらみんな真っ赤な嘘。世の中は幼稚な人が大多数だから、まだまだ騙せ続けられる。なぜ、こうなったのか。

 ① 愚民が大多数でその欲望や無知、ルサンチマン感情が不正に利用されている。
 ② 仲間を当選させ反対者を引きずり下ろし選挙制度が不正に利用されている。
 ③ 金融、メディアと国家暴力がテロ同様に不正に利用されている。

 民主主義それ自体が、ポリコレ化し、大義名分や美辞麗句の下で数えきれないほどの悪が蔓延し、世界を侵食している。私は決してこれで「独裁」を支持しているわけではない。たとえ「悪」同士だとしても、1つの悪の独裁よりも、2つの悪の相互牽制が存在したほうがはるかに「健全」だ。

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