大晦日の告白、無性に中国へ行きたい理由

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 今年の最終日。ちょっとした告白――。
 
 中国の突如とした「ゼロコロナ」撤廃と国境開放もあって、ついに、3月に中国出張を入れた。まだクアラルンプールから上海にも北京にも直行便が飛んでいないが、そのうち飛ぶだろうと。

 無性に中国へ行きたいのは、3年ぶりという時間のスパンだけではない。

 この3年、米国西側の民主主義国家・制度のあらゆる醜態を見てきただけに、独裁ながらもオーソドックスな資本主義に固執してきた中国にある種の不思議な好感を持ち始めたのだ。その好感はいささか、不倫的な、変節的な罪悪感も付きまとい、誠に不思議なものだ。

 この気持ちの変換を、実地検証してみたい。

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