<雑論>中央銀行訪問の意味 / ハマスはテロか / 与野党の合意 / 宗教と飲酒

● 中央銀行訪問の意味

 習近平氏が10月24日、異例の中国人民銀行(中央銀行)訪問を行った。10年前の就任以来、習氏がこれまで人民銀行を訪れたことは一度もなかった。なぜ突然の訪問を行ったのだろうか。

 あくまでも推測だが、中国の3兆ドルの外貨準備のことが心配で仕方ないのではないかと。従来中央銀行は国務院、首相管轄下だった。優秀な官僚は基本的に経済や金融側面から課題に取り組んできたが、政治、特に国際政治、地政学的な視野が欠けていたように思える。

 戦争になれば、ロシアは在米だけでなく、在スイスの金融資産も凍結され、米国主導の制裁を受けた。これを目の当たりにして中国は学習せざるを得ない。特に6000億ドルを超える米国債が危ない。かといって急に大量売却すれば、相場へ大きな影響を与え、中国自身も損するからなかなかできない。

 米国債をじわじわと売り、金をじわじさと買う。ポートフォリオの組みなおしは時間がかかる。すぐには戦争ができない。こういう事情もあるなか、習氏の中央銀行訪問で何を指示のか興味深い。

● ハマスはテロか

 ハマスをテロと言っているが、私はそう思わない。生存の基本的権利を奪われた者には、自然法に則って抵抗、反撃する権利がある。ハマスはその代表であり,同情に値する。ハマスは、民選政権だ。ハマスを殲滅するのは、民主主義に対する攻撃ではないか。ハマスがテロ組織だとすれば、民意によって支えられるテロになる。ならば、ガザ全民皆テロであり、イスラエルの無差別攻撃に正当性が生まれる。なぜ、全民皆テロになったか。それはイスラエルが答えなければならないことだ。

 53名の国連職員と29名のジャーナリストが、既にイスラエルの無差別爆撃によって犠牲になった。イスラエルに「自衛権」があるとすれば、それは合法的なテロにすぎない。

● 与野党の合意

 米国の2大政党はすべてにおいて意見が対立しているが、2つだけ、超党派が一致している――。1つは、イスラエル支持。イスラエルがどんなことをしても、善だ。もう1つは、反中国。中国がどんなことをしても、悪だ。これは、ポリコレだ。アメリカ自身が独裁国家である証だ。民主主義をカモフラージュにした独裁国家だ。

● 宗教と飲酒

 某宗教。規律を破って飲酒するのがほとんど上層階級だと、私がSNSに投稿したら、「上層階級だからこそ 規律を守らなければならない、国の秩序がおかしくなるのでは?という質問がきた。規則・規律は一般大衆を効率よく支配するための道具だ。帝王学の基本。宗教も然り。人間はルールというものを守っていれば、無思考になる。被支配側が余計のことを考えないようにするのが支配の基本原則。無宗教の日本人は、「空気」という怪物に支配されている。無思考、相互監視、世界一支配しやすい民族だ。

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