前人未踏の地へ、中国人従業員の草の根運動

 17時30分、天津S社の中堅集中研修が終了。3日間の研修で受講生たちはずいぶん変わったようだ。最終日のロールプレイは、予想以上に出来が良かった。

 現場のシチュエーションをロールプレイなどで再現することによって、問題点を生々しく浮上させ、解決方法の模索、アイディアやひらめき、それこそ全員の知恵を集約する。これを今後定例化、また人事評価の一環として定着させようと、経営陣と議論を深め、興奮の渦に包まれた。

 経営上のカイゼン活動は、管理職たちのトップダウン型指示管理範疇からはずし、形だけのものではなく、真の草の根運動のセンセーションを巻き起こすには、何と言っても従業員一人ひとりの動機付けをなくして到底成り立たない。カイゼン活動は不発で終わる、このような苦い経験をもつ日系企業は一社二社だけではないはずだ。

 中国人従業員が目を輝かせて、自ら現場発のカイゼン活動に取り組み、その成果を喜び合う土壌を作りたい。この道筋は少しずつ見えてき、前人未踏の地へ一歩を踏み出した。

 何よりも、S社の経営陣と全く同じ理念を共有しているからこそ、このような結果に至ることができたと思う。今後は、日本人駐在員にも研修をやろうといきなり提案されたとき、少し驚いたが、感動でその夜は眠れなかった。

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