天津S社の中堅集中研修が2日目、いよいよ佳境に入る。
最初、シーンとしていた人も熱烈な議論に加わった。一番目の発表を争うために、抽選で決めるほどだ。
3日間の研修には、教材がまったくない。教材は、受講生が作るものだというのが、立花流の研修だ。ステップ1、受講生グループメンバーが交替で記録係を担当し、メモを取る。グループの課題として事後提出してもらう。ステップ2、そのうえ、個人の感想・コメントを書き添えてもらう。ステップ3、研修で自分がこう変わるという宣言、コミットメントを提出してもらう。
昨年の立花塾一期生と違うところは、私が一方的にしゃべる比重を半分以下に落としたことだ。グループディスカッション、発表、発言、議論を中心に進める。
受講生には、三つのルールを設けた。
(1) 独立思考。
(2) 他責無用。
(3) 問題解決。
問題を環境や他者のせいにしないというのが、「他責無用」。問題を解決するのが、人間の価値だ。問題解決できない人間には、価値がない。価値がなければ、価格(賃金)は上がらない。
ここまでくれば、日本人管理職も勉強をしないと、ついていけない。サバイバルして生き残る姿が美しい。このような価値観を受講生らに植え付けていく・・・