指紋偽造の出勤偽装、給料泥棒と戦う会社

 指紋偽造(指紋複製)。

 先日、指紋認証勤怠システムを導入した日系企業から、複製された指紋による出勤偽装事件が多発しているとの報告を受けた。

 調べると、何も珍しいことではない。中国では、指紋複製商品である「偽指」が一般販売されている。なかに、堂々と広告宣伝しているものもある(指紋膜製品広告の一例)――。どんな指紋感知勤怠システムでもクリアできると豪語しているのだ。

 最近、さらに高度化されたハイテク製品で、顔面や網膜スキャン勤怠システムも商品化されているようだが、いずれ、「偽顔」や「偽目」などの「周辺商品」の開発とリリースも時間の問題だろう(もしや、その類の商品がすでに市販されているかもしれない)。

 勤怠の代理打刻は、給料泥棒だ。会社は労務時間に対する対価給付として給料を払っている以上、代理打刻は立派な泥棒行為だ。

 この種のいたちごっこに明け暮れていると、人事労務管理の意義さえ疑問視されかねない。そもそも、従業員の時間拘束ベースの労働提供に対する対価給付制度を再考する時期がきたのかもしれない。

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