「安倍政権がテロ組織と戦う宣言をしてから、日本もテロに狙われるようになった。だから、安倍政権が悪い・・・」
私が主宰する「マレーシア移住の会」にこんな主旨の書き込みがあった。悪のテロを批判しないで、悪のテロと戦う正義を批判する。非論理的一線を超え、もはや容認できないものである。私は、理由を明示したうえで、書き込み者と賛同者を会から削除した。
バングラデシュと共に
パリのテロ乱射事件直後に、フェイスブックでは多くの人が自分の写真にフランスの三色旗（トリコロール）アイコンを乗せ、犠牲者への哀悼とテロへの怒り、そして連帯の意志を示したのではないか。
安倍首相が好きであれ嫌いであれ、それぞれ指向があっていい。右であれ左であれ、政治的観点の相違があってもいい。ただテロに対する立場は、もはやこのような相違を超えた、人間の基本的なあり方である。ブレてはいけない世界共通の不変・普遍的価値観ではないだろうか。
安倍首相に何の声明を出してほしいのか。「テロリストの立場や欧米アジア諸国の立場はともかく、我が国としては、とにかく日本人は殺されたくないから、反テロ陣営に立ちません。ということで、我が日本国民が首に赤や紺のパスポートをぶら下げ、それを目印に銃口や刃を向けないでください」と、こんな感じか。
これはもう、日本は国際社会からの離脱という宣言である。非常識の日本国民や非常識の野党がいても、幸い安倍政権は正しい判断をしてくれた。
戦争はもう始まっている。しかも、世界中のどこも戦場になり得る。私たち一人ひとりいつ犠牲者になってもおかしくない。平和憲法を信じながらも血を流して死んで行くのである。だから連帯して戦うしかない。テロリストと酒を飲み交わして（酒飲みがまず殺されるかも）平和を語れば、テロリストが殺戮をやめるのなら、その方はノーベル平和賞を3回受賞に値する。
興味深いお話しですね。
確かに「安倍政権がテロ組織と戦う宣言をしてから、日本もテロに狙われるようになった。だから、安倍政権が悪い・・・」という主張は幼稚かもしれない。
そして、「テロに対する立場は、もはやこのような相違を超えた、人間の基本的なあり方である。ブレてはいけない世界共通の不変・普遍的価値観ではないだろうか。」というのは真実かもしれない。
しかし、だからと言って、幼稚な意見を封殺してしまっていいものか。その権利は誰にあるのか。うん、掲示板のオーナーである立場先生にあるのでしょう。しかし、そこには独裁者の善があるだけではないだろうか。
考えてみると、「テロに対する立場は、もはやこのような相違を超えた、人間の基本的なあり方である。ブレてはいけない世界共通の不変・普遍的価値観ではないだろうか。」という絶対真理で、どこかの国の指導者も民の意見を封殺している。民を虐め抜いてその結果としてのテロの責任を、民に押し付ける言葉として、絶対真理を用いている。自らの責任を逃れる手段としてこれほど都合の良い真理はない。
イスラム国がなぜ生まれたのか。・・・・（以下極めて不適切な言説につき、ブログ管理者によって削除しました）
「極悪犯罪であるテロと戦う正義を批判する」言説や行動は、どんな理由であれ、まったく容認できません。議論する余地すらありません。私の権限範囲内では、そのような言説を一切抹殺します。私に「独裁者」やら何やら好きなだけレッテルを貼ればよろしい。私は喜んで受け入れます。あなたの上記コメントにも、一部極めて不適切な表現がありましたので、部分的に削除しました。このような「独裁者」がお嫌いであれば、私のブログを見なくても結構です。
正に仰せの通り。