<KL>絶品水炊きの「とり田」、最高の素材と技そして不思議・・・

 最近は、クアラルンプールの伊勢丹「Japan Store」に毎週のように通っている。日曜の夕食は、博多水炊きの「とり田」。結論から言おう。素晴らし過ぎる。

 まず、本番水炊きに入る前に、料理をいろいろとつまみたいので、一番品の多い「松コース」を注文する。それでもコースに唐揚げが入っていないので、単品を追加。

鶏の唐揚げ

 その鶏の唐揚げは夢のような一品。もう私の知り得る語彙で表現できないくらいの味だった。鶏を知り尽くした職人の技。マレーシアの鶏はとても美味しい。その鶏の美味しさを余すところなく引き出したのだ。

鶏の天ぷら

 さらに、鶏の天ぷら。鶏の唐揚げは鶏らしい鶏料理だとすれば、鶏の天ぷらは魚らしい鶏料理といえよう。その鶏は一級品の白身魚に変身してしまっているところ、鳥肌が立つ。

水炊きを食す

 そして、水炊き。これも私がここで評論するものではないと思う。まさに絶品だ。で、ここまでは消費者コメントであるが、ここからは、経営コンサルタントの目線に切り替える。

お客さんだよ・・・

 食事を食べている途中、4人組の日本人客が来店。当初店頭に立っていた日本人店長(料理長?)がすぐにその4人組の席(しかも奥の座敷)に付き自らサービスを始める。料理を運び、酒を作り・・・。時計を見たら、1時間以上付きっ切り。

お客さんだよ・・・

 その間は、店頭にやってきたポテンシャル客が20組近く。メニューを見入り興味津津な客は8~9組ほど、なかに店内を覗き込んで質問しようと首を突き出す客も何組かいた。しかし、誰もフォローしようとしない。店長は奥座敷の日本人客に付きっ切り。店頭に立つこともなければ、他のテーブルを回ることもない。

お客さんだよ・・・

 もしやそこで、笑顔で話しかけて丁寧に商品を説明していたら、4~5組の客は確実に入店したのではないかと、他人事ながら、惜しいと私は思った。

お客さんだよ・・・

 日本人客もマレーシア人などのローカル客もみんな客だ。ただ店の全体的客数で考えると、ローカル客が主力である。そもそもなぜマレーシアに出店したのか。ローカル客からいろんな声を汲み上げて、売上だけでなく、まさに貴重なマーケティングの成果になるのではないだろうか。

お客さんだよ・・・

 と残念に思いつつ、食事を締めくくった。焼酎のボトルがまだ残っていたので、「ボトルキープをお願いします。また来ますね」と言ったら、「いや、当店ではボトルキープ致しておりません」。もう絶句。なんで商売を逃がすのだろうか・・・。

 鶏は本当に美味しかった。消費者としては満点をつける。

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