浦東空港では、従来の入国自動化ゲートに加え、出国も自動化ゲートが使えるようになった。
木曜、上海出国の際、テスト運行中の出国自動化ゲートを使ってみた。入国と違うのは、搭乗券もパスポートと同時にスキャンするところだ。読み取り機械は上下2重層になっており、上方に搭乗券、下方にパスポート、同時に読み取りが行われる。そこで、搭乗券のバーコードとパスポートの完全一致が必要だ(搭乗券の入力等に瑕疵があれば、拒否される)。
出国スタンプの付かない搭乗券
1つの問題点は、従来のように搭乗券に出国スタンプが押されなくなってしまうことだ。それが搭乗口でちょっともめることになった。係員は、私の出国手続に問題があったのではないかと疑問視したところ、幸い上司が立ち会っていたので、一件落着となった。
ホテルも同じ。パスポートに入国スタンプがないことから、不審に思われたことも何度かあった。自動化ゲートを使ったと説明しても理解されない。いや、入国スタンプのページをコピーしないとチェックインできないと一点張りするものの、大体上司や責任者を呼んで説明すれば、問題なく手続が完了する。
これで、私のパスポートから中国の出入国スタンプが完全に消える。ページがだいぶ節約できる。