北京出張。
朝、社用車で虹橋空港へ向かう途中、運転手と雑談。今日も例の流量管制で飛行機が遅れるのかという話になって、運転手がラジオで聞いたニュースを教えてくれた――。最近飛行機の出発遅れが目立ったので、各航空会社は空港で余分に一機の飛行機を常時待機させるように政府に命令されたと。
思わず吹き出しそうになった。複数の便が遅れた場合、予備機をどの便に当てるか、便によって飛行機の乗客数が違うのでどう処理するか、当てられた便以外の遅延便の乗客から不満は噴出しないか、それから、何よりも一機の飛行機を待機させるための莫大なコストを航空会社に押し付けるつもりか・・・
そもそも、流量管制はすべて航空会社のせいなのか・・・。いかにも中国の役人らしい思考回路。市場経済や論理的な議論はまったくできない、史上最悪、最低、最愚な提案である。
といろいろ考えながら、本日、私が搭乗する、11時発東方航空5107便は、なんと15分遅れてスムーズに出発。もしや、流量管制がすでに改善された?
機内で食事を済ませて、13時、北京到着。