炎天下で働く労働者と既得利益がんじがらめの企業貴族

 日曜日午後から、某社元幹部の労働紛争案件代理で弁護士と一緒に北京へ1泊の訴訟出張。日曜日だからかな、北京の空が綺麗。が、暑い。炎天下空港駐機場で座り込んだ作業員、暑いだろうな、本当にご苦労様。

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 高給取りの企業幹部が会社に数十万元単位の高額労働訴訟を起こしている一方、このように、黙々と暑い中働いている現場の労働者を目の当たりにして、憤慨を覚える。今の中国の労働法は、本当に保護を必要としている労働者を守れずに、ああいう寄生虫のような既得利益者をがっちり守っているのではないか。まさに中国社会の写実だ。労働法はすでに労働者のための法律ではなくなっている。こんな状態でいいんだろうか。

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