百貨店は本当に斜陽産業か?

 私は、正直百貨店もスーパーも好きではない。単純に選択肢が多すぎるからだ。ただ百貨店のムードは好き。華やかで、リラックスしたひと時が過ごせる。

 今夜は、マレーシアやシンガポールの百貨店の経営幹部と食事会。私から持ち出したいテーマは、「選択肢を減らすビジネスモデル」

 私は百貨店のコンサルの仕事も受けたことがあるし、百貨店関係の友人もたくさんいる。百貨店は斜陽産業といわれているが、それは選択肢の多さや安さがeコマースに負けているだけの話である。

 だから、選択肢の多さで勝負してはいけない。逆だ。過剰な選択肢を排除するモデルに切り替えないと生き残れない。店舗を売り場としてはダメで、ある意味で展示ブースに変えるべきだ。

 すると、客層は二八法則で、自然にトップ2割の大口顧客に絞り込まざるを得ない。ただ現状の外商という概念と少し違い、それを超えるものもたくさん含まれている。その辺の詳細は書けないが、面白い展開になるか?

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