1日1食。夕食の2時間前、私のおやつタイム。ニンジン、大根、キュウリ、セロリなどの野菜盛り合わせの丸かじり。パッキーン、その切断音がたまらない。
一物全体食(ホールフード)。食物は全体で1つの命、切ったり刻んだりせず、丸ごとかじって食べる。飽食の時代には、こんな概念はなかなか定着できない。少なくとも人前では、あまりにもワイルドで見せられない。
レストランにいくと、サービス業はやはり何らかの手を加えないと、付加価値が出せないので、「料理」という概念が存在するわけだ。素材だけでなく、ソースやら飾りやらいろいろと工夫を凝らして客に出す。
コロナが長く続いていると、特に私のようなワクチンを打たない人は、そういった食べ物の「付加価値享受権」が剥奪された。すると、原初(原始)回帰本能(動物本能?)が働いたのか、一物全体食に開眼してしまった。
しかし、このまま暴走するのが怖い。いずれコロナ明けに料理屋にいったら、「まぐろは切らないで、赤身の塊をもってこい」とでも言い出したら、さすがに店から追い出されるのがオチだ。
と、少し心配している。