秘境リペ島(1)~まずはランカウイで一服

 年末年始は、持病の鼻炎が悪化し、10日以上も微熱が続いた。病み上がりのリベンジに短い休暇を取ろうと、1月8日(月)ランカウイに飛んだ。ただ目的地はランカウイではなく、あまり知られていないタイ最南端の秘境、リぺ島である。

リぺ島

 ランカウイは、何回も来たことがあるので、美味しいところは知っている。夕食は、宿の近くにある「ワンダーランド」という店でシーフードを食べる。

 7年前に日本からやってきた友人とこの店で食べたが、あの時に比べるとずいぶん客が減った。味が落ちたわけではない。コロナ後の消費は落ち込んだままなかなか完全回復に至っていない。

 ランカウイは、マレーシアが挙国体制で開発に取り組んだ一大観光事業である。島全体が免税ということで、酒税の高いマレーシアでは魅力的な場所だった。しかし後日、方針が変わってアルコール飲料やタバコの島外への持ち出しが厳しく制限されるようになった。

 ただ免税政策の変化が一因であっても、それでランカウイ島の人気が失われたとは思えない。やはり経済の問題ではないかと。景気が戻っておらず、消費者の財布の紐が固くなった。

<次回>

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