ハジャイ(1)~リペ島からタイ大陸側へ渡る

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 1月12日(金)、リぺ島からの帰還日。帰りはハジャイ(ハートヤイ)経由の異なるルートを使う。 アンダマン海のリぺ島は、空港がない。どこへ行くにしても船しかない。アクセスが悪いだけに「最後の秘境」と呼ばれている。

 ハジャイまではタイ国内の移動で、出入国手続きがない。船もランカウイより小型船となり、直接に島へ接岸している。搭乗してみると本当に小さなスピードボートで、当日はぎゅうぎゅう詰めの満席。船酔いしやすい人には絶対勧められない船旅。激しく揺れる航海が1時間半で腰が痛くなるほどだ。

乗船を待つ、タイ大陸へ渡る

 大陸側の港サトゥーン・パークバラ(Satun Pakbara)でバンに乗り換えてさらに2時間強、やっとハジャイの鉄道駅前に到着する。そこからトゥクトゥクを拾ってホテルへ向かう。移動は全部、4時間以上もかかった。

ハジャイ市内、トゥクトゥクに乗ってホテルへ

 タイ南部の第一印象は、ムスリムの多いことだ。もともとマレー人や華人が多かったために、タイ、マレーと中華という3つの文化が混ざり合っている。人種的には南タイ人はマレー人との混血が多いようだ。言葉もどうやらタイの標準語とはやや違う。

ハジャイ市内のキムヨン市場(Kim Young Market)

 さあ、こういう街であるから、食もミックス系の料理が食べたい。

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