「安物買いの銭失い」とゲーム理論

 安物買いの銭失い。

 私は安いピーチ航空の羽田発便の航空券を買ったが、その便はこのたびの台風21号で欠航となった。LCCの場合他社便への振替手配がなく、結果的に私は自腹を切って、ビジネスクラスの正規料金を払って他社便に乗った。(参照記事:「沼津食い倒れ日記(番外編)~艱難辛苦、羽田から上海までの道のり」

 しかし、同じ安いピーチ航空の関空便の航空券を買った人が、いち早く関西空港を飛び立った。それは、LCC専用の関西空港ターミナル2とB滑走路が大きな被害を受けなかったためだった。

 この相反の結果(パラドックス)を見ていると、「安物買いの銭失い」という表層の裏に隠れているメカニズムを探し求めたくなるものだ。

 一見運次第ともいえる状況だが、ゲーム理論で分析してみると、かなり面白い展開があって素晴らしい事例になるのだ。マネージャー研修のケーススタディーにすることに決めた。

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