積丹と小樽の旅(13)~人生は複式簿記、損得均衡化のメカニズム

<前回>

 積丹と小樽の旅。不慮の事故で足の怪我を負いながらも、なんとか無事終えた。学会に参加できなかったのは心残りだが、その分美食で補えたといえば、甚だ学問への不敬かもしれない。その分、来年の学会でしっかり埋め合わせをしたい。

積丹岬

 美食は楽しいものだが、しかしその分体重がまた増えてしまい、血圧も上がり気味に転じた。いずれも、プラスマイナスの連鎖があったように思える。

 「人間万事塞翁が馬 禍福は糾える縄の如し」というように、人生は複式簿記に酷似している。いや、そのものだと思う。全ての取引や出来事には二面性がつきまとう。貸借平均の原理に基づいて最終的にプラスマイナスゼロ、損得が均衡化する。幸と不幸の帳尻が合うような仕組みになっているのだ。

小樽市内の廃線、国鉄時代の手宮線

 なんとなく、そう感じた。

<終わり>

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