外国人実習生送り出し業は奴隷船ビジネス、日本人よ額に汗して働け!

 「特定技能」と名付けた「人材」やら「実習生」やら、外国人労働者を日本に入れるのは、要するに「労務輸入」。その仕事、日本人ではダメなのか。はっきり言えばいい。日本人が餓死してもやりたくない肉体労働がその「特定技能」なのだ。では、餓死したらいい!同情に値しない。

 出入国在留管理庁は22年7月に公表したデータによると、実習生が送り出し機関などに支払った費用は平均約54万円で、半数超が来日前に母国で借金をしていた。54万円は、ベトナムやカンボジアの若者にとって何を意味するか。考えてほしい。送り出し機関が実習生から莫大な金額を巻き上げて、日本側の受け入れ機関と利益を共有している。

 上記は事実認識。私の価値判断では、外国人労務輸入いわゆる「送り出し業」は要するに奴隷船の手配仲介業みたいなもので、それらを見下している。やるには、生計を立てる上で糧のためなら、隠れてやるのが常識だろう。

 職業に貴賎なし。たとえ娼婦であっても尊重されるべきだ。

 ただ、「私は娼婦」と職業を堂々と人に告げる人は少ない。それはなぜだろうか。自分からあまり言いたくない職業だってあるからだ。その線引きはどこにあるのか。それは人それぞれだ。奴隷船のような、他人の搾取に加わる職業かどうかはまさにその一線ではないだろうか。

 娼婦は、自分の体を商材にしているだけで他人の搾取に加わっていない。尊重されるべきだ。いや尊敬されるべきだ。ボルネオ島のサンダカン八番娼館で働いていたからゆきさんのお墓には、是非一度献花を捧げたい。

 送り出し業の日本人たちよ、あなたたち自身をまず送り込んだらどう?農家や工場、建築現場、色々あるではないか。

 日本は、人手不足と言われて久しい。大儲けして人手不足ならわかる。だったら給料もどんどん上がるはずだ。しかし赤字で人手不足なら、それは怠け者か給料泥棒がうようよしているとしか考えられない。今の日本は、後者。多くの日本人が怠け者や給料泥棒だ。日本人よ、スーツやハイヒールを脱ぎ捨て、製造ラインや田んぼに入れ!額に汗して働け!

 富裕層を敵視して自分も働かないなら、餓死するがいい。日本は、基準を「後進」に合わせるから、まずいのだ。「先進」には本物の強者しかいないが、「後進」には偽弱者がうようよしている。それらを炙り出すメカニズムは日本にない。

 日本社会で一番得するのは、偽弱者。

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