バンコク視察(7)~タイ雑感、地元料理の貧弱さと国の停滞感

<前回>

 2月12日(日)。クアラルンプール帰還日でも、夕方便にすれば、バンコクでゆっくり昼食が取れる。胃袋は回復し、絶好調だ。ホテルに14時のレイト・チェックアウトをお願いして街に繰り出す。最終日はタイ料理。ホテルの近くにある「Harmonique」という店へ出向く。

 タイ料理というと、個人的には少なくとも熱烈なファンではない。率直に言うとバリエーションが少ないし、味も単調。トムヤムクンとグリーンカレー以外に、定期的に食べたくなるような料理はない。同じアジアなら、ベトナムやマレーシアのほうが断然ランクが上。

 料理だけではない。経済も同じ。今回のベトナムとタイ出張。どうしてもこの2か国を比べてしまう。ベトナムの躍動感、タイの停滞感。鮮烈なコントラストを成している。微笑みの国であるはずのタイは、微笑んでいないし、マレーシアやベトナムのほうがはるかに微笑んでいる。

 前回のプーケットもそうだったが、タクシー運転手のチップ強要、ぼったくり。その他諸々、総じてタイのカオスな空気は後進国並みに混濁している。プミポン国王が亡くなった後、特にタイの状況が悪化しているように思える。

 個人的に、タイに対する好感はどんどん薄れつつある。

<終わり>

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